断捨離の効果

人生最大の断捨離の効果がついに現れてきました。

１年半ほど前に大量の洋服を処分したのを皮切りに、その後地下室からガレージに至るまで、ずっと気になっていたとこをほぼ整理し終わりました。そして最後の砦だったクロゼットの中のケビン側を整理したところ、私側のモノが少しそちらに動きさらにクロゼットの中がさっぱりし、まるでカタログに出てくるようなウォークインクロゼットが完成したのです。

これにはケヴィンだけでなく私も驚き、ある種のショック状態に陥りました。その後しばらく何度もクロゼットを見返し、その日は頭が相当興奮状態にあったのか 、夜中に目が覚めて眠れなくなってしまいました。

家中を一通り整理し、気分がすっきりして心と時間に余裕ができました。そして一度その域に到達すると、生活の流れが確実に変わりました。軽く思いつくだけでも日々の生活の中でこのような変化が挙げられます。

• 常に家の中が片付いておりストレスが激減
• 就寝時間が１時間早くなった
• 読書をする時間が増えた
• やるべきことを溜めずにさっさと処理できる
• 週末に気兼ねなくスキーができる
• 友達に会える
• もっと料理をする
• カリーナの学校でボランティアをする時間が増えた
• 飲酒量が確実に減った
• 何事に対してもやる気が湧く

まるで悟りを開いた気分です。

思えば一年ほど前、今の状況とは正反対で『負のスパイラル』に陥ってしまったことがありました。あの頃からついに私も更年期に差し掛かり始めたのではないかという気もするのですが、その時は飲酒量が増え、睡眠のパターンがおかしくなり、朝と午後にコーヒーがないと低空飛行のままで辛く、日々やり残し感が強くて機嫌が悪くなる、というここに書くだけでも滅入るような状態でした。

その時たまたまメールでやりとりをした従兄にその話をすると、「ストレスのためのお酒は飲まない方がいい。お酒は楽しく飲むべきだ」と言うアドバイスがあり、それに従って一ヶ月ほどでなんとかそのスパイラルからは抜け出しましたが、去年は結果的に「ロストイヤー」になってしまいました。

興味深いパラドックスがあります。自分の周りが散らかっていることがストレスを生むということは調査研究によって証明されていますが、実は断捨離をすることもストレスを生むということが実証されています。人によってはモノを捨てるという行為は、認知機能に関与する前帯状皮質と、痛みの体験や不快感の体験に重要な役割を果たすと言われている島皮質の活動を活性化する引き金となるようで、それによってモノを捨てられない人がこの世に多く存在するということが説明されるわけです。

私の場合は、劇的な断捨離によって確実に家の中が散らからなくなりました。ここに行き着くのにこんなに時間がかかって残念な気もしますが、頭を切り替えてこれから時間を有効に使うことにしたいと思います。

ここぞとばかりに

今週末はケヴィンとカリーナだけにスキーコンドに行ってもらうことにして、金曜日の夜から２泊３日、晴れて一人で「家バケーション」となりました（わ〜い）。

ということで、金曜日はしばらく会えなかった友達と街に繰り出してきました。まずディナーに出かけたのは、River and Woods。ここのメインシェフは日本贔屓で、日本に「食の旅」に出かけたことがある人です。

「日本では何を食べても美味しくて、『この国でマズイものを見つけられるか？』ということになってね。新宿で夜中の２時にボロっちい店に入ったんだけど、、、そこで食べたものも美味しかったんだよねぇ」と初めて会った時に経験談を面白おかしく話してくれました。

ひとまずディナーが終わり、「デザートどうする？」というところで、せっかくだからハシゴをしようということになりました。そこで向かったのはFrascaのバー。ここはオープンして１３年間ボールダーでトップを誇る高級レストランですが、入り口脇のバーは意外に居心地が良いのです。そこで、カクテルとデザートとエスプレッソで締めました。

毎月郵送されてくるBoulder Lifestyle Magazineというフリーマガジンが今日届いたのですが、たまたま昨日行ったレストランが２つとも今月取り上げられていました。

今月の表紙はFrasca
特集は「Frascaのおもてなしカルチャー』

ほろ酔い気分でFrascaを出た後、友達の車のバッテリーが上がってエンジンがかからないという災難に見舞われましたが、Uberを呼んだものの結果的にUberの車を借りてバッテリーのチャージをする、というおかしな展開で長い夜は終わったのでした。

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「家バケーション中にやりたいことリスト」というのを作りました。土曜日の大きなルールは「出かけない・人を呼ばない」、そしてやりたいことの一つは「食べたいものをケヴィンを気にせず食べる」。今年に入って赤肉どころか鶏肉も殆ど食べておらず、ここぞとばかりに好き勝手に食事ができるよう、昨日こっそりと食材を購入しておきました。完全犯罪を侵している気分です（残り物はどうする？）。

ブランチ：卵＆韓国BBQ風チキンソーセージ＆ケール

おやつ：アーモンドデニッシュ

夕食：バッファロー肉とイタリアンソーセージのミートローフ

ミートローフをオーブンで１時間焼いている間、近所の友達を「食べに来ない？」と誘ってみたい衝動にかられ、あと一歩で連絡する手前でしたが、人を呼ばないルールを全うしました。時には一人で過ごすのも大切ですからね。本当はずっと観たいと思っていたDVDがあったのですが、それは時間切れで観られず残念。

明日日曜日の予定は、午前中は友達とハイキングです。ケヴィンと電話で話した時に、今日は出かけずに家で過ごしたと言ったら、「えっ、運動しなかったの？」←うるさい

その上こんなもの食べたと言ったら、何を言われるやら。こうだから、時々一人で自由に過ごしたくなるのです。

癒されます

かなり前にも書きましたが、アメリカでのバレンタインデーは、どちらかと言うと男性が女性に花束などをプレゼントする日です。学校では男女関係なくプレゼントを交換する習慣があるということを、去年初めて知りました。

先日学校から、「もしバレンタインデーにクラスメイトにカードを渡したい場合は、不公平のないようにクラス全員分用意してください。その際に、お菓子を一緒に渡すことはやめてください」というお知らせがありました。

というわけで、カリーナも１６人分のカードを作ると張り切っており、昨日から1日数枚ずつ書き始めました。どんな絵を描くのかなあと眺めていると、さらさらっとこんな絵を描き上げました。

何度見ても幸せな気分にしてくれる絵。カリーナにお願いして、私にも一枚もらうことになりました。