2009年4月17日金曜日

このままではヤバい

最近お菓子を作る機会が増えまして。。。 ケヴィンはしばらく月曜日に東海岸もしくは東南部へ飛び、木曜日か金曜日に帰って来るというスケジュールなので、家に1人で居るにもかかわらず、です。あごの肉が気になり始めるのも無理ないかあ。

結局、旦那がいないと家も散らからないし、洗濯の回数もぐんと減るし、見たくないDVDを見る必要がないので、自分の時間が増えるわけです。私の悪いクセは、時間があるとついつい台所でたむろしてしまうこと。本当はもっと立派なことをしたいのですが、家にいるとダメですね。誘惑が多くて。最近は腰を据えてやらなければいけないことがあると、全て持ってカフェに行くことにしています。

ブラウニー☆
パイナップル・アップサイドダウン・ケーキ☆
今日はまた大雪。まさか4月もこんなになって雪かきをすることになるとは思いませんでした。そして、この雪の重いこと。

ところで、数週間前にアシャが太った話をしましたが、彼女はダイエットに成功(←運動量がものすごく増えているため)。脇腹を触ると再びあばら骨を感じられるようになりました。犬のメタボリズムはすごい。ケヴィンは、身が軽くなってアシャ自身も喜んでいるみたいだ、と言いますが、そうかな?太っている時はエサをもりもり食べていたけどスリムになったら食べる量も減った。人間と同じね〜。

2009年4月15日水曜日

インド料理の会

3月下旬から3週間ほど、風邪をひきつつもかなりの人数の友達に会った私。(もともとはしゃべりすぎで喉をやられたかと思ってた。)耳が通らないからあまり人の声が聞こえないと言いつつ、薬を服用していないのをいいことに(だから治るのに3週間かかったのかもしれないが)かなりのアルコールも消費しました。私は薬を飲んでいる時は絶対お酒は飲みませんよ。どこかの国のお偉いさんみたいなことになったら困りますから。

この日は友人の家でインド料理の会をすることに。この2人は姉妹。妹はシアトルから遊びに来ており、インドに6ヶ月住んだことがある彼女の秘蔵レシピブックを使って興味深い料理を披露してくれました。

「インド料理は久しぶりだから、ちょっと勘がにぶってるかも〜」と言いながら、彼女が唐辛子10個をフライパンに投げ込んだのを目撃して一瞬息を飲み込んだ私。

刻む食材の量が多くフードプロセッサーを何度も洗っては使い、台所が大騒ぎになる割にはできるものがマズかったりするのがインド料理。悩んだ結果私はAloo Palak(ジャガイモとほうれん草のペーストの、何だろう?これは)を作って行きました。これは最後にいろいろなスパイスを入れたところ。

出来上がり。奥からインゲンとココナッツの炒め物、私のほうれん草とジャガイモ、キュウリとマスタードシードの和え物、玄米、そして卵カレー。この日はベジタリアンが1人いたので、お肉は抜きです。ちなみに、唐辛子10個はキョーレツに辛かったです。

メインシェフが一つ一つの料理の材料を詳しく説明。料理好きのグループなので、みんなの顔が真剣そのもの。

いただきます。

デザートカクテルは、うちの夫作成のマンゴーシャーベット・ジン。絞ったレモンがききすぎてイマイチだったのを本人も素直に認めていました。

2009年4月14日火曜日

週末ちょろっと水族館へ

...行ってきました。なんとなくそんな気分だったので。候補にデンバー動物園というのもあったのですが、近所の小さなお子さんがいるファミリーを誘ったら断られたので。でも、水族館で正解。ぼーっと魚を眺めるのも時にはいいものです。

『ニモ』(一番下)を撮ろうと思ったら、いろいろな魚がやってきて妙にカラフルに。この魚の種類の名前は『クマノミ:熊の実(Clownfish)って言うんですって?

カメ(Sea Turtle)はいつもゆらゆらと

クラゲ(Jellyfish)もこう見ると幻想的。ところで、クラゲに刺されたことあります?痛いですよね。私は以前ヤブ医者にクラゲを帯状疱疹と誤診され、間違いに気づくまで家で数日安静にしていたことがあります、、、。

サメ(Shark)の歯をこんなに間近で見たのは初めて。あんな層になっているとは知らなかった。それにしてもすごい形相。

ミノカサゴ(Lionfish)?ド派手なコスチュームをまとっているみたい。

タツノオトシゴ(Seahorse:つまり海馬ですね)って、オスが『妊娠』するって知ってました?

お腹をよ〜くご覧ください。

みなさん、魚の名前をいくつ英語で知っていました〜?

そして...

まったりした週末は、ボールダーのパブで終わったのでした。日曜日は天気もまるでイギリス。

2009年4月10日金曜日

アメリカの桜 です

まずは有名なワシントンD.C.の桜。現地にいたケヴィンから写真が送られてきました。ところで、今年の桜祭りではジェロが熱唱したんですって。

そして、ボールダーでは有名な(?)うちの枝垂れ桜。もう大変なことになっています。花が咲いたところを立て続けに雪にやられ、花びらは散らずについたままミイラ状態。

ずーっと心配していたのですが、なんとか新緑が出てきました。いやあ、良かった良かった。がんばってくれい。

English girl とアフタヌーンティー

毎年ロンドンからコロラドにスノボをしにくるケリー。今年ももれなくやって来ました。彼女はロンドン時代に仲良くなったアメリカ人を通して知り合った友人で、毎年4−5日スノボをし、デンバーかボールダーに数泊して、その後はシカゴのお姉さん一家のところへ行くという旅程。今回はデンバーで落ち合うことになったので、前々から気になっていたティールーム House of Commonsに 行ってみました。

お店のオーナーらしき女性がテーブルにやって来ると、おや?アクセントがイギリス人だったような(←この時点ではケリーも確信していない)。もう一度戻って来た時に尋ねると、コロラド在住30年ののイギリス人でした。これは本物だ、と大喜びする私たち。しかし、ケリーから耳を疑うような発言が、、、。アフタヌーンティーをするのが初めてだと言うではないですか。ええっ?!野沢温泉でスノボをしたことがあるようなイギリス人が、アフタヌーンティーをしたことがないの?と仰天した私。

自慢じゃないけど、私のアフタヌーンティー歴はかなり年期が入っています。XX年前の大学時代からですのでね。なので、かなり味にはうるさいですよ。

これは正真正銘のアフタヌーンティーです。スコーンでわかる!アメリカのスコーンって三角形でいろいろなドライフルーツが入っているじゃないですか。あれが出て来るとげんなりするのです(ボールダーのDushanbe Teahouseはその意味で失格です)。サンドウィッチは、きゅうり、カレー味のチキンサラダ、ローストビーフ、そしてアプリコットジャムとチェダー(この意外な組み合わせがおいしい)の4種類。一番上はキャロットケーキとチョコレートケーキとイチゴジャムのタルト。クロテッドクリームもデボン州のジャージー牛のミルクから作られた、あの味です。普段はあまり好きでないレモンカードも甘すぎずいい味でした。

場所は最近のデンバーのトレンディースポットになったHighlandsの手前で(Platteと15thと言えばおわかりいただけるでしょうか? Sushi Sasaがあるところです)、この通りには小さなショップやカフェ、レストランがあります。

蛇足ですが、ケリーはかなりユニークな経歴の持ち主。一番すごいのは、かのベッカム夫妻の”非公式”通訳をスペインでしたことがある!その時彼女がかけていたシャネルのサングラスをポッシュに褒められ、後日ポッシュが全く同じサングラスをかけて雑誌に登場しているのを発見したらしい。そして、シカゴにいるお姉さんの旦那様は元モデル。家族でキプロス島にバカンスに行った時、たまたま男性モデルが何人も同じリゾートに撮影に来ていて、そこで知り合った人と彼女は結婚したんですって。ケリー自身は、ロンドンで素敵な男性はみんなゲイだ、と嘆く独身です。

2009年4月7日火曜日

旅立ち

日本の至る所から桜の便りが流れてきます。週末は東京もお花見日和だったようで、友人から送られて来る桜の写真や上空から撮影された東京各地の桜の名所の動画をオンラインニュースで見て、今すぐに荷物をまとめて日本行きの飛行機に飛び乗りたい気持ちの私です。今週ケヴィンは絶妙なタイミングでワシントンD.C.に出張に出ており、明日あたり有名なポトマック川の桜を眺めることになりそうです。日本人の私を差し置いてなぜ?と思ったりもしますが、結構ケヴィンらしい巡り合わせなような気もします。

砧公園 Photo by Yukko
こちらの昨晩、日本時間の7日に、一つの力強い人生が幕を閉じました。大正生まれのその人は5人の子供を抱えて40歳そこそこで未亡人となり、その後約50年間を見事に生き抜きました。数々の才能を持って生まれ、老後はクラシックギターを習い始めたりと高齢者としては多数の趣味を持ち、1970年代から海外旅行に出かけて世界中を見たその人は、90代になってもワインとチョコレートを楽しみました。

大学1年生の年末に私が遊びに行った時のこと。私が夜中まで必死に年賀状を書いていた晩、一度床に入ったその人は、私が起きていると眠れないから、とヨーロッパ旅行後10年間大切にしまっておいたコニャックのボトルを持って起きだしてくるような人でした。「チョコレートと一緒に飲むとおいしいのよ」と言いながら。そしてお料理が上手で、昨年夏の手術の翌日、病室で私たちに料理の指示をだす程気丈な人でした。

今日の早朝にその知らせが届いてから、私を取り巻く世界が少し変わりました。その人の魂は肉体を失ったためにある意味で物理的には私と距離がなくなり、そして魂は非物質として常に私の周りにいるのかもしれない、と考えるようになりました。今日一人で出かけたハイキングトレイルで、青い空を見て、白い雲を見て、緑の木々を見て、木々の間を走り抜ける風の音を聞いて、もしかしたらその人はそこにいるのかな、と思う私がいました。

今朝電話で話した友人は若くしてお父さんを亡くしておりますが、彼女が「親からは死んでからも教わることが多い、というのは本当よ」と私に言いました。確かに私が祖母から教わることはこれからもまだまだある、と一人で山を歩きながらつくづく思ったのでした。そして一生私の自慢の祖母であるということも変わりない、とも。

こんなプライベートなことをここに書くのはどうかな、とちょっと悩みましたが、私の思いを形として残すことにしました。読んでくださった方、お付き合いいただきありがとうございました。

おばあちゃん、おじいちゃんにはもう会えたかな?

2009年4月3日金曜日

遅咲きの冬

コロラドは先週の大雪の後、今週も水曜日に5センチ程の積雪があり、そしてまた週末にかけて更に10-15センチの積雪がありそうで、暦が変わったのに春の兆しは全くなし。(実は私が日本から帰った直後の2月の方がよっぽど春らしかった。)暖冬で雪がイマイチだと嘆いていたケヴィンは、この天候で家で居ても立ってもいられない状態。ついに痺れを切らして、今朝6時すぎに家を出てスキー場にすっ飛んで行ってしまいました。ということで、今日はスノボをしながら仕事をしています。あの行動力には本当に感心する、というか、そこまでスノボがしたいんだ〜とあきれる私です。

私の方はというと、先日エイジアン・マーケットで買ったつぶしあんの缶詰を使って、「抹茶あずきマフィン」の研究を重ねております。微妙な分量の調整をするのに何度も味見をするお菓子作りの研究家って、本当にすごいですね。甘党の私でも同じものを何度も食べるのってかなり辛いです。先日2回連続して作っただけで「もうこれ以上見たくない」という状態に陥ったのですが、数日時間をおいてやっと3度目の挑戦をする気になったので、今日また試行錯誤してみようと思ってます。

今の課題である水分の加減に納得できたら、レシピを載せたいと思います。

ところで、クリスマスに念願のキッチンエイドのミキサーを買ってもらいました。日本に行く直前に届いたのでまだ試していませんが、大量のクッキーを焼くのに重宝しそうです。先日マフィン作りで初登場し、喜んでぐるぐるかき混ぜるのを眺めていたのですが、実はマフィンはそんなに混ぜない方がいいと、とある料理本に書いてありました(汗)。